IGDA日本 同人・インディーゲーム部会(SIG-Indie)第1回研究会「同人・インディーゲーム開発の現状と課題」

5 月 6th, 2009 Posted in Daily | No Comments »

先日こちらのカンファレンスに参加してまいりました。

以下雑感でございます。

同人ゲームをつくりたい層、つくっている層と、ゲームを作りたい人、作っている層はまったく重なっていない。そのことに対して問題提起が為され、こうした場がもたれたというのは喜ばしいと思いましたが、その問題提起の部分が伝わっていたかには多少疑問が残りました。

ですが、たとえば漫画家はどうか、小説家はどうか。議論さえもされてないのが現状ではないでしょうか。暗い未来を考えて見ましょう。

プロの製作物はユーザーの欲しい物ではなくなり、結果的に売れなくなる。一方アマチュアはノウハウを持ちえず、作品を完成させることができなくなる。アマチュアがプロになるロードマップは形成されないまま、業界が死滅する。

最初は簡単なゲームをつくり、認められ、プロとして発表する、 今はそういうロードマップが無い、という嘆きの声がいくつか聞かれました。そのことに対しての危機感が聞こえてこない。
どんな時代でもゲームを作りたい子はいるだろう。ところがクリエイター予備軍はいない。これはかなり恐ろしいことです。

以下、各公演の個別の感想です。

長健太 (ABA Games)
http://www.asahi-net.or.jp/~cs8k-cyu/
「フリーゲームにまつわる幸せなエコシステム」

動的ゲームとは何か>当り判定のあるゲーム。
墓場へようこそ。
動的ゲームに対して歴史的な定義が発表される。
アジャイルのための、アジャイル。実装し、すぐ捨てる。
スピードが大事。 そこで考えたのが、デザインに金を払うシステムがある国と無い国の差である。

渡辺訓章 (kuni-soft)
http://www.din.or.jp/~ku_/index.htm
「ゆとり開発 ~普通の場所でのゲーム作り~」

あそんでもらうまでの戦略に囚われると楽しくない。
マネージメントとプランニングとリサーチがモチベーションを殺すのこと。
To DoがTo Doを作る。実装は実装の母。実装するための計画づくり。
結局は>
http://www.amazon.co.jp/人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない-Professional-Computing-フレデリック・P-ブルックス/dp/4795296758
こうなる。

藤崎豊 (フランスパン)
http://www13.plala.or.jp/french/
「同人ゲームサークルの1プログラマとしての過去・現在・未来」

過去は失われ、その結果未来も無いという話である。ゲームの作り手を生み出しているロードマップが今の時代は完全に失われた。今の若者にとってもっとも恐ろしいのは自分で考えること。そして自分ひとりで考えることである。
若者といったが日本人といってもいい。
より具体的なソフトウェア工学の実装の話。階段は一歩づつ。

片岡とも (ステージなな)
http://stage-nana.sakura.ne.jp/
「同人と商業の境界」

「そういう時代だった」
5/5の割合だとして振り切れたらどちらかに振り切れたら同人/商業という自分での切り分け。
>モチベーション維持方法を聴かれた結果、個人営業そのものがモチベーション維持の方法であると切り返す。
※ムービー一本○○○円
長いシナリオは偉くない。
同人でもグレーゾーンを利用して儲けているのは商業。

澤田進平 (筑波大学)
http://www36.atwiki.jp/zengeren/
「『全日本学生ゲーム開発サークル連合』の紹介」

がんばっていただきたいが全ゲって名前はどうだろうか。

ディスカッション
長健太 (ABA Games)
渡辺訓章 (kuni-soft)
藤崎豊 (フランスパン)
片岡とも (ステージなな)
ごぉ (ぶらんくのーと) http://blank-note.sakura.ne.jp/
新清士 (IGDA日本)
七邊信重 (東京工業大学)

ゲームに要求されるリソースと「実装させられている」リソースの極端な偏差。
同人ゲームの制作費の高騰。
ゲームのユーザーが求めてるのはゲームではなくコミュニケーションの代替物ではないか? 必用なのはゲーム性ではなくキャラクターを立たせるための演出であり付加価値の部分だ。txtは長ければ長いほど良い。CGも多ければ多いほど良い。声優は声をあてるべきだ。ところで私が作りたかったのはそんなゲームだったっろうか?

結論>ゲームをつくりたければ、まずゲームをつくること。

参考
http://www004.upp.so-net.ne.jp/babahide/library/design_j.html